マルチ転送フィルター機能

概要

ここでは Sora Unity SDK のサンプル集を使って転送フィルターを複数設定する方法を試す説明します。

Sora Unity SDK サンプル集

マルチ転送フィルターの注意点

  • Inspector で転送フィルターを設定する場合 Unity 2022 LTS 以前のバージョンでは表示に問題があります。

マルチ転送フィルター

マルチ転送フィルターを設定することで特定の映像や音声を受信しなくなります。

また、複数を指定することで条件を組み合わせてのフィルターを設定することができます。

詳細は Sora のドキュメント をご確認ください。

マルチ転送フィルターの設定方法

Inspector の ForwardingFilters の設定を変更することでマルチ転送フィルターを設定できます。

既存の転送フィルターとは違い、マルチ転送フィルターは転送フィルターを複数設定することが可能です。

それぞれに Action などの設定を行うことができます。

https://i.gyazo.com/c07c4dd44626bd5f44a89a7c542fa03a.png

以下に設定方法を記載します。

Action

EnableAction を有効にすることで action 項目を有効にできます。

Forwarding Filter Action を指定することで allow と block のどちらかを設定できます。

https://i.gyazo.com/de2123337129929ba5c31bda81d099dc.png

Name

EnableName を有効にすることで name 項目を有効にできます。

Forwarding Filter Name を指定することでフィルターに名前を設定できます。

https://i.gyazo.com/cdc7cb7340ac1c13016855a7a52d65f2.png

Priority

EnablePriority を有効にすることで priority 項目を有効にできます。

Forwarding Filter Priority を指定することでフィルターの優先度を設定できます。

https://i.gyazo.com/500ce287d9d3f5b3ec030f86597dc5c0.png

Rule Lists

Data

Data の数を増やすことで一つの転送フィルターにかける条件を増やすことができます。

Data には Field / Op / Values があり、そこに条件を設定します。

https://i.gyazo.com/c59d1feb4aaf6c7483f0f48f4342ea4b.png

Field

Field には以下の値を設定できます。

  • connection_id : フィルターをかける connection_id を指定します。

  • client_id : フィルターをかける client_id を指定します。

  • kind : フィルターをかける kind を指定します。 音声や映像を指定できます。

Op

Op には以下の値を設定できます。

  • is_in : 指定した値が Values に含まれている場合にフィルターをかけます。

  • is_not_in : 指定した値が Values に含まれていない場合にフィルターをかけます。

Values

Values には文字列を設定します。複数設定することができます。例: audio, video

kind の場合には audio または video を設定します。

Forwarding Filter Version

Enable Forwarding Filter Version を設定することで version 項目を有効にできます。

Forwarding Filter Version を指定することで転送フィルターのバージョンを設定できます。

https://i.gyazo.com/13a272a300d9732fff0c1687b766292f.png

Forwarding Filter Metadata

Enable Forwarding Filter Metadata を設定することで metadata 項目を有効にできます。

Forwarding Filter Metadata を指定することで metadata を設定できます。

https://i.gyazo.com/feadbbefcd2e2b67a87518d50ead35d3.png
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